投資競馬の方法論は主に3つある。追い上げ投資、定額投資、全馬券投資だ。
追い上げ投資
投資競馬が一世を風靡したのが1998年頃。その立役者となったのが追い上げ投資だ。
追い上げ投資は、1回的中するまで馬券を買い続け、1度的中したときにトータル収支をプラスに持っていく投資法だ。
「競馬は当たらないものだ」という前提にたち、的中を積み重ねて儲けようという考えを捨てる。ならば、1度的中した時に、今までの損失金を回収し、利益を計上するようにお金を投資すれば良い。
この理論を実践する上では、資金マネジメント理論を使いこなす必要があるが、詳しくは以下のページを参照してほしい。
定額投資
定額投資とは、ひたすら定額(例えば100円)で馬券を買い、トータル収支をプラスにもっていく方法論のことだ。
次の表をご覧いただきたい。
これは「阪神競馬 第1レース ダート戦」という条件で行われたレースのデータだ。
この表の右側に「単回収率」というものがあるが、これは「この単勝人気を買い続けた場合に、払戻金が投資金の何%になるか」を示している。
つまり、回収率が100%を超えていれば、100円で買い続けるだけで儲かることを意味する。
このデータの場合、例えば、単勝7番人気の回収率が114%になっている。したがって、この条件下で単勝7番人気を買い続けていたら儲かっていたのだ。
このように、定額投資は、過去のデータから回収率100%超の馬券を抽出し、それを狙い続けるという方法論だ。
全馬券投資
全馬券投資とは、名前のとおり全ての馬券を買い利益をあげる方法論だ。例えば、単勝全馬券投資であれば、全ての単勝馬券を購入し利益を計上していく。的中率は100%に固定されるので、あとはいかに利益計上をするか。
もちろん、どれが的中しても利益を計上するような資金マネジメントは不可能。では、どうやって利益を計上していくのか。
1つ目は、全馬券を3~4つにグループに分けて、そのグループ内で追い上げ投資を行っていく方法。
2つ目は、利益計上をするための馬券群と、投資金のうち30%程度を回収するための馬券群に分ける方法だ。
詳しくは以下のページで解説している。