オッズ矛盾理論「馬連と馬単の矛盾」
今回は馬連と馬単の矛盾があるときのデータを調べていく。なおオッズ矛盾理論については、以下のページで解説している。
馬連と馬単の関係
馬連1番人気と馬単1番人気のオッズにはどういう関係があるだろうか。2023年5月21日に行われたオークスでは
- 馬連1番人気 5.9倍
- 馬単1番人気 6.8倍
というオッズを付けていた。組み合わせ数を考えれば、馬単は馬連の倍あるはずだから、オッズも倍になると思いがちだが、実際にはそうではない。
では、馬連1番人気が5.9倍のとき、馬単1番人気が6.8倍というのはどうなのだろうか?
馬連1番人気が5.9倍
2009年からのデータを調べると、馬連1番人気が5.9倍のとき、馬単1番人気の平均オッズは9.9倍である。
つまり、例にあげたオークスでは、馬単1番人気が普段よりも売れていることを示している。
では、馬連1番人気に対して、馬単が売れているというのは、レース結果にどのような影響を及ぼすのだろうか?
馬連と馬単のデータを公開!
では早速データを分析していこう。
分析1
- 馬連1番人気が5.0~5.9倍
- 馬単1番人気が7倍未満
この条件で検索した結果、2009年以降で560レースが該当した。
では続いて、以下の条件でデータを調べてみた。
分析2
- 馬連1番人気が5.0~5.9倍
- 馬単1番人気が11倍以上
この違いはなかなか驚きではないだろうか?
馬単1番人気のオッズが低いときは、単勝1番人気の出現率が46.1%である。しかし、馬単1番人気のオッズが高くなると、単勝1番人気の出現率は24.8%に下がり、単勝2番人気のほうが出現率が高くなっているのだ。
つまり、馬単1番人気のオッズの高低は、単勝1番人気の出現率を左右するのである。
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