投資競馬 基礎データ
投資競馬を実践する上で大事なのは、競馬の基本的なデータをしっかりと抑えておくことだ。中央競馬の過去14年間のデータを紹介していこう。
超基礎データ
まず紹介するのは、単勝人気別の出現率や回収率などを見ていただこう。下表は2009年3月から2023年10月に至るまでの過去14年間のデータだ。
単勝人気別データ
単勝1番人気の出現率は32.3%だから1日に3.8勝する計算になる。単勝1~3番人気の出現率は合計で64.6%であり、1日のうち7.7レースはこの3頭から勝ち馬が出ていることになる。つまり、単勝馬券を買うときは、まずこの3頭から検討するのが正解となる。
続いては枠連の人気別出現率だ。
枠連人気別データ
枠連1番人気の出現率は19.5%。つまり5レースに1回の割合で出現することになる。出現率が10%を超えているのは上位3人気だけで、それ以降は10%未満となっている。
続いては馬連の人気別出現率だ。
馬連人気別データ
馬連1番人気の出現率は、枠連の時からやや低下し15.3%となった。出現率が10%を超えているのは2番人気までで、馬連20番人気以降の出現率は21.7%もある。
2009年からの出現率の推移
2009年からの単勝人気別の出現率の推移をご覧いただこう。
単勝1番人気は32%前後の数値で安定していることが分かる。その他の単勝人気も大きな変動はない。このことが、競馬を投資として運用できる証拠となるのだ。
オッズ別出現率データ
続いては、オッズ別の出現率データを紹介しよう。
まず最初に、単勝1番人気のオッズ別出現率だ。
表の見方としては、単勝1番人気のオッズが1.1倍のとき出現率は76.9%になり、4.3倍の時は12.2%になる、といった具合だ。同じ単勝1番人気でもオッズが違うことで、これほどまでに信頼度が異なるのだ。
続いて単勝2番人気のオッズ別出現率だ(10倍以上は割愛)。
先ほどと表の見方は同じで、単勝2番人気のオッズが2.4倍のとき、単勝2番人気の出現率は37.6%である。
最後に単勝3番人気のオッズ別出現率だ(12倍以上は割愛)。
単勝1番人気と2番人気のオッズ差データ
単勝オッズを確認すると、真っ先に目に入ってくるのは単勝1番人気と単勝2番人気のオッズだ。この2頭のオッズを分析することで、何が分かるのか。
単勝1番人気と単勝2番人気のオッズ差のデータを紹介しよう。
オッズ差は単勝2番人気-単勝1番人気で定義する。例えば、単勝1番人気が2.5倍、単勝2番人気が4.8倍であれば、オッズ差は2.3倍となる。
まず表の見方を説明すると、オッズ差と書かれているのが、単勝2番人気-単勝1番人気を計算した数値。単①は単勝1番人気の出現率、同じく単②は単勝2番人気の出現率を示している。オッズ差が「0」というのは、単勝1番人気と単勝2番人気のオッズが同じであることを意味している。
表を見ると、オッズ差が大きくなるほど単勝1番人気の出現率は上昇していくことが分かる。特に、オッズ差が3.5倍以上のときは、出現率は40%を超えてくる。さらにオッズ差が5.0倍以上になると、多少バラツキはあるものの、出現率は50%を超えてくる。つまり、オッズ差が開けば開くほど、単勝1番人気の信頼度が高くなることを意味する。
出走頭数別データ
出走頭数別に単勝人気別データがどう変わっていくのか見ていただこう。これを見ると、出走頭数を無視したデータ分析がいかに危険かが分かるはずだ。
8頭立て
9頭立て
10頭立て
11頭立て
12頭立て
13頭立て
14頭立て
15頭立て
16頭立て
17頭立て
18頭立て
8頭立て~18頭立てまでの詳細なデータは、こちらのページにも掲載しているのでご覧いただきたい。
これらの基礎データを踏まえて
今まで紹介してきたデータは、投資競馬をする上で基本となるデータばかりだ。これらのデータを頭に入れておくことで、無理な投資や無謀な高配当狙いをせずに済み、堅実な投資を運用することが可能になるのだ。