単勝オッズ別「単勝人気の和」データ 

今まで「単勝人気の和」について基礎的なデータを紹介してきた。今回は、単勝1番人気のオッズ別に「単勝人気の和」がどのような傾向を見せるのか解析していこう。

復習として、「単勝人気の和」の定義と基礎データ再掲しておく。

単勝人気の和

3連勝式の場合:1着~3着の単勝人気の合計

2連勝式の場合:1着~2着の単勝人気の合計

※このページで紹介しているデータは全て3連複のものだ。

単勝1番人気のオッズと「単勝人気の和」

今回紹介するのは、単勝1番人気のオッズが「単勝人気の和」にどのような影響を与えているか、だ。単勝1番人気のオッズが小さいほど、「単勝人気の和」は小さく決着する傾向にあるのか、それとも大きく決着する傾向にあるのか…

ではさっそく、データをご覧いただこう。

上表は、縦に「単勝人気の和」、横に単勝1番人気のオッズを取っている。単勝1番人気のオッズが1倍台のレースでは、「単勝人気の和が6」で決まる確率が12.4%あることを示している。

この表を見てみると、単勝1番人気のオッズによって全く傾向が異なることが分かる。

単勝1番人気のオッズが高くなればなるほど「単勝人気の和」は大きくなる傾向にある。特に単勝1番人気のオッズが5倍台のレースでは、「単勝人気の和が11以下」の出現率は、それぞれ5%以下だが、「単勝人気の和が12以上」になると、それぞれの出現率は5%を超えてくる。

さらに出走頭数を加味するとどうなるか?

では、先ほどのデータに出走頭数を加味して分析してみよう。出走頭数別・単勝1番人気のオッズ別に分析することで、「単勝人気の和」はどのような出現傾向を見せるだろうか?

2009年3月から2023年12月までの全データを解析した結果だが、データを細分化した分、個々の母数が少ないため少し偏ったデータになってしまうが、ご覧いただこう。

表の見方は、最後の表を例にとれば、17頭立てで単勝1番人気が1倍台のレースにおいて、「単勝人気の和が6」で決まる確率は9.5%であることを意味している。

このようなデータを公開しているのは投資競馬大学だけだ。是非馬券戦術の参考にしてほしい!