最終レースは穴狙いが良い?

最終レースは荒れやすいと言われているが、果たしてそうなのだろうか?

最終レースは他のレースとは違う?

競馬ファンのほとんどは「その日の収支をプラスで終えたい」と思うだろう。

朝から馬券を買い続け、メインレースで勝負をするファンが多いはずだ。しかし、ほとんどのファンはメインレースで外れてしまい、損失金を抱えることになる。「このまま終われば損失金を抱えてしまう」という思考に陥ると、買うはずもなかった最終レースの馬券を買ってしまうのが人間の性だ。

損失金を抱えた状況では、どうしても一発逆転を考えてしまうため、通常の判断が出来なくなってしまう。

そのような「普通とは異なる状況」に置かれやすい最終レースでは、どのような傾向があるのだろうか?分析していこう。

単勝人気別データ

それでは、まず過去14年間の全レースの単勝人気別データをご覧いただこう。下表の数値は全レースの平均値である。まずこの数値を頭に入れておいてほしい。

続いて、第12レースに限定した単勝人気別データをご覧いただこう。

驚くのは単勝1番人気の信頼度の低さだ。過去14年間の全レースの平均値と比較すると以下のようになる。

出現率 32.3%→29.3%
連対率 51.1%→46.5%
複勝率 63.8%→58.0%

軒並み数値は減少しており、最終レースの単勝1番人気はあまり信頼がおけないことが分かる。

馬連人気別データ

続いては、馬連人気別データをご覧いただこう。まずは過去14年間の平均値を紹介する。

続いて、最終レースに限定したデータだ。

これらを比較すると、明らかに馬連20番人気以降の出現率が上がっていることが分かるだろう。

21.7%→27.5%

4レースに1回は、馬連20番人気以降での決着になっていることが分かる。つまり、波乱傾向が強いということだ。

最終レースは荒れる!

これらのデータを見ると、最終レースは単勝1番人気の信頼度が減少馬連20番人気以降で決着しやすいことが分かる。穴党の皆さんは、最終レースに狙いを絞ってはいかがだろうか?