モンテカルロ法とは?

投資競馬をする上で必要不可欠な資金マネジメント法。大事であるとは分かりながらも、なかなか手計算で行うのは難しいため初心者には取っつきにくいようだ。そこで、電卓がいらない資金マネジメント法を紹介する。

なお資金マネジメント法について詳しく知りたいかたは、以下のページをご覧いただきたい。

モンテカルロ法とは?

電卓を使わない資金マネジメント法として、最も有名なのがモンテカルロ法だ。数列を使う特殊な資金マネジメント法で、購入する馬券のオッズや損失金などを考える必要がない。それにも関わらず、最終的にはしっかりと利益が出てしまうのだから、非常に不思議な理論なのだ。

概要を説明すると、最初のレースは数列①②、外れたら次のレースは①②③、また外れたら①②③④、という具合に、数列を増やしながら投資金を計算する。

実際の投資金は、数列の外側同士の数字の合計で決まる。
①②の時は③
①②③の時は④
①②③④の時は⑤
といった具合だ。

この数字を1単位として考える。つまり、①を100円とすれば③は300円になるし、①を1000円とすれば③は3000円だ。

では、順を追って説明していこう。

投資1レース目

①②の数列からスタートする。従って、投資1レース目の投資金は③だ。では、このレースで外れたと仮定しよう。

投資2レース目

先ほどの数列に③を加えて、数列は①②③となる。従って、投資2レース目の投資金は④だ。では、このレースでも外れたと仮定しよう。

投資3レース目

先ほどの数列に④を加えて、数列は①②③④となる。従って、投資3レース目の投資金は⑤だ。では、このレース以降も外れ続けたと仮定して、投資8レース目になったとする。

投資8レース目

この段階で、数列は①②③④⑤⑥⑦⑧⑨となっている。では、ここで的中したと仮定しよう。このとき、数列は以下のルールに基づいて変更する。

的中したときの操作

的中したときは、数列の両端から2個ずつを削る

従って、①②と⑧⑨を削り、数列は③④⑤⑥⑦となる。これが次のレースの数列だ。

投資9レース目

数列は③④⑤⑥⑦となっているため、投資金は⑩だ。では、的中した時はどうなるか。

的中したとき

両端から2個ずつ削るので、③④と⑥⑦が削られて、残りは⑤となる。
数列が1個以下になったので、計算が出来なくなった。
このときは投資1レース目に戻り、数列は①②となる。

外れたとき

今回の投資金⑩を数列に加えて、③④⑤⑥⑦⑩とする。
従って次の投資金額は⑬となる。

注意点

モンテカルロ法は、これをひたすら繰り返していく。利益が出た時点で、投資1レース目に戻って投資を再開する。

注意点もあるので紹介しよう。1つ目は、1度的中させてもプラスになるとは限らないため長期間投資を継続する必要があるというところ。2つ目は、損益分岐オッズは4倍前後だというところ。これよりも安いオッズを狙い続けていたら、何度的中しても利益を上げることが出来ないので注意が必要だ。