安田記念は超堅軸のこの馬を狙え!
2024年6月2日に東京競馬場で行われる安田記念についてのデータを分析していく。
競馬データベース発売中!
重賞レース予想記事で使用している競馬データベース(直近1万レース分)を発売中だ。このデータベースがあれば、重賞レース予想記事の分析を自分自身で行うことが可能だ。もちろん重賞以外の条件戦や、当サイト内で発表しているデータなども自分で解析することが出来る。
基礎データ解析
データ抽出条件
- 東京競馬場
- 芝1600m
- 18頭立て
2009年以降で上記の条件を満たすレースを抽出した結果、259レースが該当した。では単勝人気別出現率表をご覧いただこう。

単勝1番人気の信頼度は平均的で、特に買うべき材料もなければ、消す材料もない。ただし、単勝回収率が68.6%しかないのは気がかりだ。注目したいのは単勝2番人気と4番人気。ともに平均値を上回る数値を見せており、単勝4番人気に至っては単勝回収率が100%を超えている。
なお18頭立ての参考データは以下のページに記載している。
直近データ解析
直近15レースの結果表は以下のとおりだ。先ほどの単勝人気別出現率表からは読み取れない情報を得ることが出来る。

単勝1番人気が頻出しており、直近15レース中たった1レースしか馬券圏内を外していない。これほど安定感があれば馬券の軸として狙うしかないだろう。連対馬の傾向を見ると、全てのレースで単勝6番人気以内同士の馬で決まっており、軸を決めて上位人気馬へ流す戦略が有効だ。
単勝1番人気について探究する
先ほどの「データ抽出条件」に単勝1番人気のオッズを加味して分析していこう。
単勝1番人気が1倍台の場合

単勝1番人気の出現率は51.1%でさすがのハイアベレージで、1着軸として狙っていきたい。ただ複勝率は意外と伸び悩み71.1%。こちらも高い数値ではあるがやや物足りない印象だ。
単勝1番人気が2倍台の場合

単勝1番人気と2番人気の出現率が抜けており、複勝率を見てもこの2頭が50%を超えて2強ムードの様相を呈している。単勝4~6番人気は複勝率が拮抗しており、配当を考えれば単勝6番人気の投資効率が良い。
単勝1番人気が3倍以上の場合

出現率では単勝1~4番人気が拮抗しており、最も出現率が高いのが単勝2番人気だ。複勝率では単勝1~3番人気が同じような数値で、軸馬を決めにくい印象だ。
単勝1番人気が強すぎるパターン
データをさらに分析することで面白い傾向を見つけることが出来たので紹介しよう。
データ抽出条件
- 東京競馬場
- 芝1600m
- 18頭立て
- 単勝8番人気が50倍以上
この条件に当てはまるレースでは、以下のとおり決着している。

単勝1番人気が強すぎる。連対率は75%で複勝率は85.7%という超高数値だ。馬連や3連複の軸としてはもってこいだ。
結果
単勝オッズは以下のとおりだった。

残念ながら単勝8番人気が50倍以上ではなかったため、「単勝1番人気が強すぎるパターン」には該当しなかったが、直近データ解析でみた通り、これに該当しなくても単勝1番人気の信頼度は元から高いレースではあった。

結果はご覧のとおり、単勝1番人気は1着だった。