馬券の連敗確率
あなたが購入している馬券、使用している投資法の的中率はご存じだろうか?
例えば単勝1番人気の単勝を購入する場合、的中率は約30%だ。これはつまり、10レース購入すれば3レースで的中することを意味しているが、逆をいえば、7レースで不的中になることを意味している(もちろんこれは「平均したら」という話であり、10レース中10レースで的中することもあれば、1レースも的中しないことだってある)。
10レースで3レース的中すると言っても、最初の3レースで立て続けに出現することもあれば、最初7連敗したのち、最後の3レースで挽回することだってあるだろう。
追い上げ投資をする場合、連敗が続ければパンクのリスクが高まるわけで、最大何連敗する可能性があるか?を事前に把握しておくことは極めて重要だ。
では確率上、的中率30%の馬券が連敗する確率はどれくらいあるのだろうか?
連敗確率の算出式
連敗する確率を算出する方法は至って簡単だ。●連敗する確率は以下の式にて計算できる。
●連敗する確率
的中率30%の馬券で考えてみよう。的中率30%ということは不的中率は70%である。
2連敗する確率は、70%×70%=49%となる。
3連敗する確率は、70%×70%×70%=34%となる。
このように計算することで、連敗する確率を算出することが可能だ。
それでは、的中率ごとに連敗発生率を下表にまとめたのがご覧いただこう。
的中率90%の場合
的中率80%の場合
的中率70%の場合
的中率60%の場合
的中率50%の場合
的中率40%の場合
的中率30%の場合
的中率20%の場合
的中率10%の場合
追い上げ投資での応用テクニック
この数値を有効に利用すれば、投資リスクを減らすことが可能だ。
例えば追い上げ投資をする場合を考えてみよう。的中率30%の馬券を追い上げする場合、その馬券が2連続で出現しない確率は49%である。つまり、2回に1回は2連敗するのだ。
従って、追い上げ投資をする際に、最初に2連敗した3レース目から投資を開始すれば、1レース目・2レース目に使用する資金を節約することが出来る。
また逆の考え方も可能で、最初の2レース目までに投資が成功する確率は50%近くあるのだから、追い上げるのは2レース目までに抑えておけば、パンクのリスクは著しく減少するはずだ。
定額投資での応用テクニック
定額投資法を使用する際にもこの表は有用だ。
定額投資は、1レースごとに投資する資金を固定する方法だが、1レースあたりいくら使用するかを決める際に活用することが出来る。詳しくは以下のページにまとめてあるので参照いただきたい。