偽物の2強レースをあぶり出す

前回の記事では、本物の2強レースをあぶり出すための条件をお伝えした。今回はその逆、見た目は2強レースだが、実はそうではないというレースをあぶり出していこう。

2強レースの定義

前回までの記事の復習になるが、2強レースの定義を再掲する。

2強レースの定義(1)

単勝2番人気と3番人気のオッズ差が4倍以上のレース

2強レースの定義(2)

単勝1番人気と2番人気の合計オッズが6倍未満のレース

これらのどちらか一方を満たせば2強レースである、と定義した。

偽物の2強レース

では、これら「2強レースの定義」を満たしているのにも関わらず、単勝1番人気と2番人気の信頼度がそれほど高くないレースを考えていこう。

「偽物」は、今までのように単勝オッズだけに注目していては見つけることが出来ない。つまり、単勝オッズだけでなく、それ以外の式別のオッズも組み合わせることが必要だ。まず以下の2レースを比較してみてほしい。

1つは、2023年7月23日 札幌競馬 第8レースの単勝および馬連オッズだ。

もう1つは、2023年7月1日 福島競馬 第10レースのオッズだ。

どちらのレースも、単勝1番人気と2番人気の合計オッズが6倍未満となっており、2強レースの定義(2)を満たしている。

しかし、馬連オッズを見るとどうだろうか?

前者のレースは馬連1番人気が2.0倍で人気を集めているが、後者のレースは5.9倍でやや高めな印象を受ける。つまり、後者のレースでは2強がそれほど信頼を集めていないのではないか?という知見を得ることが出来る。

実はそのとおりで、2強同士の組み合わせの馬連オッズを見ることで、偽物の2強レースをあぶり出すことが出来る。

馬連オッズを見る

2強レースの定義(2)を満たしているレースにおいて、馬連1番人気のオッズごとのデータを分析していこう。

データ分析条件

  • 単勝1番人気と2番人気の合計オッズが6倍未満
  • 馬連1番人気のオッズ

では馬連オッズ別のデータをご覧いただく前に、2強レースの定義(2)に当てはまるレースの単勝人気別出現率をご覧いただこう。

この数値を平均値として、馬連オッズが変わるごとに、どのように出現率が変わるのかをご覧いただきたい。

馬連1番人気が2.9倍以下

馬連1番人気が3倍台

馬連1番人気が4倍台

馬連1番人気が5倍以上

ご覧のとおり、馬連1番人気が4倍以上のとき、あまり2強レースとは思えない出現率になっていることが分かるだろう。特に馬連1番人気が5倍以上のときは、出現率に至っては、極々平均的なレースと変わらない。

このように偽物の2強レースを見極めることは、勝ち組への第一歩となる。

-2強レース, オッズ理論