スワンSは超穴馬が複勝圏内に突入する!
2023年10月28日に京都競馬場で行われるスワンSについてのデータを分析していく。なお、ページ内のデータ表の見方は、以下のページをご覧いただきたい。
基礎データ解析
データ抽出条件
- 京都競馬場
- 芝1400m
- 18頭立て
2009年以降で上記の条件を満たすレースを抽出した結果、136レースが該当した。では単勝人気別出現率表をご覧いただこう。

単勝1番人気の出現率は18頭立ての平均値を上回っており、回収率は96.8%で優秀だ。連対率は標準的だが、複勝率も平均値を8%程度上回っている。絶大な信頼がおけるわけではないが、一般的な単勝1番人気よりも優秀なのは間違いがない。
単勝2番人気も出現率は高くなっており回収率は100%超え。その分、他の馬の出現率が低下している。
なお18頭立ての参考データは以下のページに記載している。
直近データ解析
直近15レースの結果表は以下のとおりだ。先ほどの単勝人気別出現率表からは読み取れない情報を得ることが出来る。

直近15レース中、単勝1~2番人気が勝ったレースが10レースで勝率は66%になっている。18頭立てでは46%が標準的な数値となっていることから、この2頭の単勝信頼度が高いことが分かるだろう。
馬連などの相手候補は、下位人気馬も来ているため絞りにくいが、目安としては単勝8番人気までと思って差し支えはない。特に厚く抑えたいのが単勝5~7番人気だ。これらのうち1頭が、直近15レース中14レースで馬券圏内に入ってきている。
単勝1番人気について探究する
先ほどの「データ抽出条件」に単勝1番人気のオッズを加味して分析していこう。
単勝1番人気が1倍台の場合

単勝1番人気と2番人気のどちらか一方が勝つ確率が90%超えだ。この2頭のどちらかを頭に据えて馬券を組み立てるのが正解だ。複勝率を見てもこの2頭が飛びぬけており、3連複の2頭軸としても最適だろう。
単勝1番人気が2倍台の場合

注目したいのが単勝3番人気の複勝率。50%は単勝2番人気のそれを上回り、複勝回収率も102%と優秀な数値だ。出現率に注目すると、上位3頭から勝ち馬が出るケースがほとんどだ。
単勝1番人気が3倍以上の場合

単勝1番人気のオッズが3倍以上という条件に関わらず、単勝1番人気の複勝率が64.4%と非常に高く、複勝回収率も100%超えとなっている。投資効率という観点からも、この馬を3連勝式の軸にするのが適切な戦略となる。
超穴馬が複勝圏内に入ってくるパターン
データをさらに分析することで「超穴馬が複勝圏内に入ってくる」パターンを見つけることが出来たので紹介しよう。
データ抽出条件
- 京都競馬場
- 芝1400m
- 18頭立て
- 単勝11番人気が39倍未満
この条件に当てはまるレースでは、以下のとおり決着している。

単勝10番人気以降の馬の複勝率に注目してもらいたい。
単勝10番人気は驚異の24.2%だし、単勝16・17番人気でさえも9.1%というハイアベレージを示している。単勝10番人気以降の馬の複勝率の合計は、なんと81%超えだ。
この条件に当てはまっている場合は、単勝10番人気以降の超穴馬が絡んでくる可能性が高い。是非馬券戦略の参考にしてもらいたい。