3強のうち1頭が消える確率は?

今回は3強レースにおいて2頭が馬券圏内に絡む確率を調べていこう。

3強レースとは

当サイトでは、3強レースを以下のように定義した。

3強レースの定義

単勝3番人気と4番人気のオッズ差が7倍以上のレース

この定義に当てはまるレースは、以下のようなデータを示している。

その他の詳しいデータは、以下のページをご覧いただきたい。

3強のうち2頭で決まる確率は?

では、今回の本題である「3強のうち2頭しか馬券圏内に絡まない確率」を調べていこう。

下表は2023年12月の3強レースのデータ表だ。表の見方は横軸に単勝人気が取られており、ピンク色は1着、緑色は2着、赤色は3着で表記されている。詳しくは以下のページをご覧いただきたい。

これを見る限り、3強が3着以内を独占しているケースは4レースしかなく、3強レースといえど、なかなか3強決着とはいかないので実情だ。

しかし、「3強のうち2強が複勝圏内に入っているか?」という観点で見てみると、19レース中14レースで2頭が入っており、なかなかの確率だと言えるだろう。

それでは、単勝3番人気と4番人気のオッズ差別に、2頭が複勝圏内に入る確率を紹介しよう。

単勝1・2番人気で決まる確率

まず、単勝1番人気と2番人気の2頭が、複勝圏内に入る確率を見ていただこう。

「オッズ差」というのは「単勝3番人気と4番人気のオッズ差」を表しており、「1-2」と表記されているのは、オッズ差が1倍以上2倍未満であることを示している。

オッズ差が大きくなるほど、単勝1・2番人気が入る確率が高まっており、3強レースでは45.5%という高確率になっている。

単勝1・3番人気で決まる確率

こちらもオッズ差が大きくなるほど、2頭が入る確率は高くなり、3強レースでは37.4だ。

単勝2・3番人気で決まる確率

こちらもオッズ差が大きくなるほど、2頭が入る確率は高くなり、3強レースでは27.4だ。

3強レースの狙い方

今までのデータをまとめると以下のようになる。

3強レースにおいて、3強決着する確率は18.8%程度しかないが、3強のうち2頭で決着する確率は27.4%~45.5%となっている。

これを見れば、3強のうち1頭を消して、2頭軸として攻めるのが有効な手となりそうだ。